Ubuntu 7.10でHDDの不良セクタ(不良ブロック)をチェックする

HDDは使用しているうちに不良セクタが発生し、ファイルが破損したりOSが不安定になる場合がある。不良セクタがあるかチェックするにはbadblocksコマンドを使用する。

アプリケーション > アクセサリ > 端末

を開き、

sudo badblocks -vs -o bad.txt /dev/デバイス名

とコマンドを打つと不良セクタのチェックが始まる(かなり時間がかかる。500GBで一時間以上)。-vオプションは詳細表示、-sオプションは進捗状況表示、-o ファイル名オプションは不良セクタ番号をファイルに出力する。デフォルトでは非破壊読み出しテストだけが行われるのでマウント状態でも可能(-wオプションを付けると不可)。不良セクタが無かった場合、

Pass completed, 0 bad blocks found.

と出力されて終了する。不良セクタがあった場合、bad.txtに出力されるので、

sudo umount /dev/デバイス名

とコマンドを打ってそのHDDを一旦アンマウントし、

sudo fsck -l bad.txt /dev/デバイス名

とコマンドを打つことで、出力されたセクタ番号を使用しないように設定できる。

不良セクタが大量にある場合はHDDの寿命が近づいているかもしれないので早急にバックアップを取った方がよい。また購入したばかりのHDDから大量の不良セクタが検出された場合は初期不良の可能性がある。

また、フォーマットをし直すと不良セクタが消える場合もあるらしい。