Ubuntu 10.10で4096バイトセクタなHDDをフォーマットする場合

※2011年4月15日、修正。

関連:Ubuntu 10.10のpartedでGPTったメモ

ドスパラの製品レビューを見たら良さ気だったので、Seagate ST2000DL003を購入してみた。ディスク・ユーティリティ(Palimpsest)でフォーマットしてみたところ、以下のようになった。

sudo fdisk -lu /dev/sdc
[sudo] password for : 

ディスク /dev/sdc: 2000.4 GB, 2000398934016 バイト
ヘッド 255, セクタ 63, シリンダ 243201, 合計 3907029168 セクタ
Units = セクタ数 of 1 * 512 = 512 バイト
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes
ディスク識別子: 0x000314cb

デバイス ブート      始点        終点     ブロック   Id  システム
/dev/sdc1              63  3907024064  1953512001   83  Linux

始点が63バイト63セクタになっている。どうやらディスク・ユーティリティはまだAdvanced Format Technologyに対応していないらしい。この状態だとフォーマット時の書き込み速度が30MB/sぐらいにまで落ちる。GPartedだと以下のようになる。

sudo fdisk -lu /dev/sdc

ディスク /dev/sdc: 2000.4 GB, 2000398934016 バイト
ヘッド 255, セクタ 63, シリンダ 243201, 合計 3907029168 セクタ
Units = セクタ数 of 1 * 512 = 512 バイト
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes
ディスク識別子: 0x0003db79

デバイス ブート      始点        終点     ブロック   Id  システム
/dev/sdc1            2048  3702228991  1851113472   83  Linux
/dev/sdc2      3702228992  3906619391   102195200   83  Linux
/dev/sdc3      3906619392  3907028991      204800    5  拡張領域

始点が2048バイト2048セクタになっている。これだと普通に速い。これやWD20EARSなどの4Kセクターを採用したHDDをLinuxでフォーマットする場合は、fdiskかpartedかGPartedを使えばいいってことか。

関連:Seagate ST2000DL003に論理パーティションを作成しようとしてエラー

※2011年1月23日追記。ST2000DL003の新ファームウェアが公開された。Barracuda Green Firmware Update [218171]