Ubuntu 10.10でHDDの予約領域 (Reserved block count) のブロック数を変更する
ext3やext4とかのファイルシステムでドライブをフォーマットした場合、標準ではファイルシステムの容量の5%を使用済みということにして書き込めないようにするらしい。
2TBのHDDをフォーマットした場合100GBも使用済みになってしまうので、より多くの領域を使用したい場合は手動で予約領域の比率を変更する必要がある。
予約ブロック数の変更にはtune2fsコマンドを使用する。
sudo tune2fs -m 1 /dev/sda4
/dev/sda4の部分は環境によって異なるので、dfコマンドなどで確認する。-mオプションでは予約ブロック数をパーセンテージで指定できる。ただし2TBもあると1%でも20GBも使えなくなってしまうので、予約領域を確保したくない場合は以下のようにする。
sudo tune2fs -m 0 デバイス名
また、パーセンテージではなくブロック数を直接指定することも出来る。
sudo tune2fs -r 2621440 デバイス名
大抵の環境ではブロックサイズは4096バイトなので、予約領域を10GBにしたい場合はブロック数を2621440にする(4096 × 2621440 = 10737418240 byte)。