代替処理済のセクタが発生したHDDを半年ほど使い続けてみたが故障しなかった件について
*2014年8月11日、追記。余談だがこのHDDは今年の初め頃に壊れた。
不良セクタ発生時の状況
昨年の秋頃、HDD(HGST 0S03191)の温度が30度ぐらいになっていることに気付き、そろそろPCケースの前面ファンを止めないといけないなぁとか思いつつ面倒なので先送りにしていたのだが、ある日パソコンの電源を入れると「カッカッカッ」といった感じの異音が発生したため、慌てて電源を切って前面ファンのコードを抜いてパソコンを起動し直し、S.M.A.R.T.値を確認してみたところ、代替処理済のセクタ数が2になっていた。現在
その後も普通に使い続け、今月で不良セクタが発生してからおよそ8ヶ月ほど経つが、問題なく使えている(ように見える)。本当に問題が無いのか検証
ファイルが壊れていないか確かめるため、そのHDD内にあるSMART値はアテになるのか
と聞かれると「気休め程度」と答えたくなるのは、前兆無くHDDが突然死した経験があるからだろう。私が遭遇したことがある、バッドセクタ発生時の状況は次の通り。- ある日、Windowsを起動しようとしたらHDDがカキョカキョ鳴ってOSが起動中にフリーズ。別HDDにインストールしていたUbuntuを起動してSMARTを確認すると、バッドセクタが大量に(前日にSMARTをチェックしていたが、その時は何ともなかった)。そのHDDはそのままRMAへ直行。
- 新規購入したHDDを外付けケースに入れてbadblocksを実行したところ、約3分後にバッドセクタが発生。外付けだと相性が〜みたいなことがあるし、と思ってパソコンに内蔵し直した後、ddしてバッドセクタを消し、再びbadblocksを実行してみたところ、問題なくクリア。
- 上に書いたとおり、HDDが冷えすぎてOSの起動に失敗&バッドセクタ発生。
1のケースのように、壊れるまでSMART値に変化が見られないこともあるし、2や3のように不良セクタが発生した後も壊れることなく使い続けられる場合もある。