Ubuntu 7.10でHDDの不良セクタ(不良ブロック)をチェックする
HDDは使用しているうちに不良セクタが発生し、ファイルが破損したりOSが不安定になる場合がある。不良セクタがあるかチェックするにはbadblocksコマンドを使用する。
アプリケーション > アクセサリ > 端末
を開き、
sudo badblocks -vs -o bad.txt /dev/デバイス名
とコマンドを打つと不良セクタのチェックが始まる(かなり時間がかかる。500GBで一時間以上)。-vオプションは詳細表示、-sオプションは進捗状況表示、-o ファイル名オプションは不良セクタ番号をファイルに出力する。デフォルトでは非破壊読み出しテストだけが行われるのでマウント状態でも可能(-wオプションを付けると不可)。不良セクタが無かった場合、
Pass completed, 0 bad blocks found.
と出力されて終了する。不良セクタがあった場合、bad.txtに出力されるので、
sudo umount /dev/デバイス名
とコマンドを打ってそのHDDを一旦アンマウントし、
sudo fsck -l bad.txt /dev/デバイス名
とコマンドを打つことで、出力されたセクタ番号を使用しないように設定できる。
不良セクタが大量にある場合はHDDの寿命が近づいているかもしれないので早急にバックアップを取った方がよい。また購入したばかりのHDDから大量の不良セクタが検出された場合は初期不良の可能性がある。
また、フォーマットをし直すと不良セクタが消える場合もあるらしい。
LinuxのJava GUIアプリケーションのフォントにアンチエイリアスを適用する
「Java SE 6完全攻略」 第17回 文字に対するアンチエイリアス
Java6の場合は起動時に
- -Dawt.useSystemAAFontSettings=on
- -Dawt.useSystemAAFontSettings=gasp
Java5の場合は
- -Dswing.aatext=true
例 java -jar -Dswing.aatext=true jfd2.jar
Ubuntuではデフラグは必要ない、というわけではない。
※2012年4月14日、ちょっと更新。
結論。デスクトップ用途で使う場合は、基本的にデフラグのことは気にしなくてOK。
ただし、
- 動画や画像など、ファイルサイズが100MB〜1GB以上の大きなファイルを、コピー、ダウンロード、作成、編集する。
- ドライブの空き容量が少ない。
などの場合には、フラグメンテーションによる性能低下が起こる可能性があるので、
- 専用のパーティションを新たに設ける
- 新しくHDD等を購入してそちらにファイルを移動させる
などの対処法をとる必要がある、かもしれない。
私の環境では、ext4でフォーマットして動画ファイルのみを保存していたHDDの断片化率が約6%の時点で、ファイルコピー時に数秒待たされるような性能の低下が見られた。そこでfake-defragを使ってデフラグし、断片化率を3%未満に抑えたところ、性能の低下は解消された。
/をデフラグする必要は無いが、~/やその他のユーザーデータを保存しているパーティションは、データのサイズや使用率によってはデフラグした方が良い、と私は思う。
FirefoxやThunderbirdのプロファイルは特に断片化しやすいので、デフラグする意味はあるような気がする。
- xfs_fsr(XFS用)
- e4defrag(ext4用)
- fake-defrag(C言語製。posix_fallocateを使ってコピーするツール。ベリファイ可能。)
※関連:Ubuntu 11.04でファイルをコピーする際に、断片化を出来るだけ抑えるにはどうしたらいいのか探ってみた
※2011年11月20日、少し修正。
※2011年8月29日、少し修正。
※2010年9月17日、本文を少し修正。
※2008年10月28日追記
※以下、2008年2月23日更新分の内容。
最近のLinuxでよく使われるファイルシステムといえばext3なんだろうけど、ext2/ext3用のデフラグツールはメンテされておらず、ext4のデフラグツールはまだ未実装、ReiserFSとJFSにはそもそもデフラグツールは存在しない、という状況らしい。しかしXFSにはマウント状態で使えるデフラグツールがあるとか。Linux でハードディスクをデフラグ(XFS)
というわけでどうしてもLinuxでデフラグしたい、という場合はHDDのファイルシステムをXFSにしておこうという事で。(ただ、LinuxのXFSは本家に比べてイマイチらしいが…)
ちなみにMacOS Xでもデフラグが必要な場合があるらしい。
Ubuntuで使えるLinux用ファイラー(ファイルマネージャー)一覧
※2013年10月3日、emelFM2とnemoを更新。
- Dolphin
- Double Commander
- マルチプラットフォーム対応な二画面・タブ型ファイラー
- GTK+版とqt4版の二種類あるらしい。
- 日本ではマイナーだが外国では結構使われているらしい。
- ATOK X3だと日本語入力に問題がある。gtk版だとリネーム時にEnterキーで確定できず、↓キーで確定する必要がある。qt版はEnterキーで確定できるが、確定するとテキストが選択状態になるのが微妙。
- Ubuntuにはこちらからインストール可能。
- 【レビュー】ダブルのパネルでファイル管理すると非常に便利 - オープンソースソフト「Double Commander」 (1) Double Commanderのインストール.1 | パソコン | マイナビニュース
- emelFM2
- GNOME Commander
- jFD2
- Windows、MacOS X、Linuxで動作するFDライクなJava製ファイラー
- 起動は遅いが、起動してしまえば動作はわりと軽い
- キーボード操作がメイン
- タブ表示・二画面表示が可能
- zip・lzh・rar・tar.gz・tar.bz2などのファイルをフォルダの様に扱える
- FTP・SMB(Windowsファイル共有)に対応
- 複数の文字コードに対応したテキストビューアを内蔵
- 軽快な画像ビューアを内蔵
- zip・lzhの圧縮/展開機能を内蔵
- 画像のサムネイルを表示できる
- migemo対応
- メモリ消費量が大きめ
- フォントのアンチエイリアスがあまり綺麗じゃない
- Java製なので色々とまぁ問題があったりとか。
- Krusader
Marlin- ElementaryOS用のファイラーらしい
- カラム表示が可能だったりGTK3だったり面白そうだが、ウチの環境ではクラッシュして使えない。
- 開発終了らしい。後継はFilesだとか。
- mfiler3
- コンソールで動作する2画面ファイラー
- コンソールで動作する2画面ファイラー
- muCommander
- Nautilus
- nemo
- Nautilusの派生。Linux Mint用のファイラー。
- Ubuntuソフトウェアセンターからインストール可能
- PCManFM
- Ubuntuソフトウェアセンターからインストール可能
- タブ表示が可能
- ROX-Filer
- Ubuntuソフトウェアセンターからインストール可能
- 動作は軽快
- 癖の強い操作感
- 独自の関連付け
- 画像のサムネイルを表示できる
- 初期設定はイマイチ
- SpaceFM
- PCManFMの派生らしい。インストールはppaを利用する。
- PCManFMの派生らしい。インストールはppaを利用する。
- Sunflower
- 二画面・タブ型ファイラー
- 公式サイトからダウンロードするか、ppaからインストールする。
- Thunar ファイルマネージャー
- Tux Commander
- xfe
- 4Pane
- ツリー表示が可能な2ペイン(4ペイン?)ファイラー
- ツリー表示が可能な2ペイン(4ペイン?)ファイラー
現在、主に使用しているのはjFD2、Thunar、Nautilus。jFD2は欠点が多いが、それを補って余りある利点が多数あるので手放せない。 Thunarはリネーム機能が便利。Nautilusはまぁ標準だし。
- bsc(Beesoft Commander)
- KDE向けの二画面ファイラー
- Synapticでインストール可能
Google Trendsで見るLinuxディストリビューションの人気 2008
DistroWatch.comのランキングは、
01 PCLinuxOS 02 Ubuntu 03 openSUSE 04 Fedora 05 Mint 06 Sabayon 07 Mandriva 08 Debian 09 MEPIS 10 Damn Small
となっているが、PCLinuxOSには捏造疑惑があるらしいのでGoogleでの検索数を調べてみた。
PCLinuxOS/Ubuntu/SUSE/Fedora/MintをGoogle Trendsで比較
どう見てもUbuntuの圧勝です、本当にありがとうございました。FedoraとSUSEは右肩下がりなのな。
Sabayon/Mandriva/Debian/MEPIS/Damn Smallも比較してみた
こちらはDebianが圧勝。
SUSEが若干下だがそれほど差は無い。
Ubuntuで一つのフォルダ内に保存できるファイル・フォルダ数の上限はいくつなのか
ext3だとiノードの数に依存するらしいが、実際は5000個くらいでやめておいたほうが良いらしい。WindowsのNTFSやMacOS XのHFS+だと最大ファイル数の上限までイケるらしいが。
Ubuntu 7.10のOpenOffice.orgのフォントにアンチエイリアスを適用する
そのままだと文字が見づらいので。まず、
sudo leafpad /usr/bin/soffice
とでもコマンドを打つなりしてOpenOfficeの起動用スクリプトを管理者権限で開き、
# export STAR_PROFILE_LOCKING_DISABLED #
と書かれた部分の下辺りに、
export SAL_EMBEDDED_BITMAP_PRIORITY=0
と書いて保存すればOK。
参考にしたページ
Ubuntu日本語フォーラム / OO.oのUIフォント